事業報告

第63回群馬県PTA大会桐生大会

 12月1日(土)に桐生市市民文化会館シルクホールにて平成30年度第63回群馬県PTA大会桐生大会が開催されました。

 開会前にアトラクションとして、桐生市小学校合同金管バンドによる演奏の披露がありました。子どもによる曲紹介や子ども八木節の披露など来場者の皆さんを喜ばす工夫が随所に施されておりとても素晴らしいアトラクションでした。

 大会式典では表彰の紹介として優良PTA文部科学大臣表彰や日本PTA全国協議会長表彰の紹介がありました。また、県P連広報紙コンクール入賞PTAの表彰も行われました。

 講演会は、東京大学大学院の特任教授である片田敏孝先生から「地域と連携した防災教育が子供を変える地域を変える」と題しまして講演が行われました。「群馬県安全神話」と言われるように、今の日本社会の災害に対しての認識の甘さ、防災対策が行政任せになっている現状で、子どもたちに災害を生き抜いていく力が育まれるだろうか、と熱く語られていました。「子どもは地域の環境の中で、大人たちの背中を見て育っていく。防災に対して意識の低い子どもに育ってしまうのは私たち大人の責任である。」と気付かされました。災害が起きた時に、生き抜くために自らの命を主体的に守る姿勢を大人がもち、子どもたちに示していかなければと痛切に感じました。また、そうした姿勢・文化を地域に根付かせるためには家庭・学校・地域が連携することが重要であり、そうした環境を築くためにPTAとして今後も活動をしていけたらいいなと思いました。

しぶかわ市民まなびの日

 11月18日(日)にしぶかわ市民まなびの日が北橘公民館で開催されました。「しぶかわ市民まなびの日」は、平成19年度に11月1日を「しぶかわ市民教育の日」と定め、以来記念事業として開催されています。渋川市小中学校PTA連絡協議会は実行委員会の構成団体として参加しています。

 展示ホールでは、オリジナル缶バッジづくり、竹細工体験、青少年健全育成関係団体の活動展示や啓発品の配布、人権尊重ポスター最優秀作品が展示されていました。

 式典後、少年の主張群馬県大会で優秀賞を受賞した渋川中学校2年生の発表、来年200年を迎える上三原田の歌舞伎舞台の紹介、学校・家庭・地域三者連携活動の紹介として北橘中学校生徒会の皆さんから発表がありました。最後に渋川スポーツクラブの紹介として、「幼児ビートダンス体操」「いつでも体操どこでも体操」「中学生の部活支援として行っている空手道教室の生徒による演武」がありました。

 渋川市の多くの「しる」「みる」があり、たくさんの「まなび」がありました。

群馬県PTA家庭教育研究集会

 11月2日(金)に平成30年度群馬県PTA家庭教育研究集会が群馬県生涯学習センターで開催され、渋川市からは15名が参加しました。

 この研究集会は、子どもに関する様々な問題に対応するため、保護者と教師が子どもたちの心と体の健やかな成長に向けた取り組みについて情報交換や研究協議を行い、共通理解を図るために県P連が主催しているもので、県内から約300名が集まりました。

 全体会は、ICFプロ認定コーチでTERUコミュニケーションステージ代表の渡辺照子先生から、「自分も相手も“笑顔”のコミュニケーション」と題して講演があり、笑顔になるコミュニケーション術の極意をグループワークを交えながら楽しく学ぶことができました。子どもと接する時、「べき、べき、べき」に縛られている時があるなぁと普段の生活を思い浮かべてドキリとしてしまいました。まずは自分を大切にし、余裕をもって子どもと笑顔で関わっていきたいなと思いました。

 全体会の後は、「食育」「体力つくり」「セーフネット」「いじめ」「生活習慣」の5つの分散会が行われました。「子ども生きる力を育む家庭の教育力の充実」を目指し、様々な視点から子どもに関する問題について意見交換がされました。子どもたちが心豊かにたくましく育っていくためには「家庭の教育力、親子の関わり」が大事だと改めて感じました。今回の研究集会で学んだこと、感じたことを自分の単Pの会員に伝え、活動に活かしていきたいです。

スポーツ交流会ソフトバレーボール大会

 10月27日(土)渋川総合公園体育館にて「スポーツ交流会ソフトバレーボール大会」が開催されました。市内の小中学校合わせて23校が出場!6コートに分かれての予選リーグは、リーグ毎に総当たり戦、1位2位は決勝リーグに進み、各校練習の成果を存分に発揮し、更に白熱した試合が行われました。

 決勝戦は、中郷小学校VS渋川西小学校!前年度の決勝戦を彷彿させる光景でした。手に汗握る戦いを制したのは、三年連続の強豪中郷小学校でした。 

 また、交流戦も行われ楽しい笑い声、応援の声が体育館中に響く、素晴らしい交流会でした。

講演会

 10月20日(土)プレヴェール渋川にて、渋川市小中学校PTA連絡協議会講演会が開催されました。

 今回の演題は「発達障害の理解と支援」ということで、私自身が現在、障害者や障害児の支援に携わる仕事をしていることもあり、非常に関心の高い演題でした。今回の講演会に参加し、また日頃から感じていることでもあるのですが、発達障害に関する理解をもっと広めなければならないと改めて思いました。今回の講演会参加者を各単組のPTA役員だけでなく一般のPTA会員にも広げたことは本当に良いことだったと思います。ただ、私が予想していたよりも参加者が少なかったことが残念であり、もっと周囲の人に参加を促さなかった私自身の反省点でもあります。そして、なぜ理解を広めなければならないのかというと、理解を広めることが発達障害のある本人や家族にとっての支援につながるからです。「一見悪く映る行動が悪気があって行われていることではない」「怠けているように見えるが決してそうではない」などその人の特性を理解し、生きやすい社会を作っていかなければと思いました。

市長との対話集会

 10月4日(木)、市役所において、市長、教育長、新政策課長等を交えて、「市長との対話集会」が開催されました。市内の中学校区からそれぞれの代表者、市P連会長、顧問ら合計11名が参加し、忌憚のない意見が出されました。 
 市長を目指した理由といった市長の人柄や市政に対しての姿勢を伺う質問から、市内の空き家対策、渋川駅前の活性化など市の魅力度アップに関すること、バス・電車の交通機関の課題や外灯・防犯カメラの増設など日常の生活に関すること、学校のエアコン設置や新しい給食センターについてなど教育環境の改善に関すること、郷土愛を育む教育や様々な体験活動の提供など子どもたちの健全な成長に関することなど、多岐にわたりPTA活動の枠に留まらない様々な意見が出されました。これらの意見や質問を市長は、1つ1つしっかりと受け止めてくださり、市が取り組んでいること、これからの構想など丁寧に説明してくださいました。今後も渋川市の教育環境の充実に努めていくとの回答をいただきました。
 参加者の皆さんは、当初緊張気味の様子でしたが、徐々に白熱した意見交換となり、終わってみれば予定時間をオーバーしていました。これは、参加者の皆さんがそれぞれの立場で、子どもや地域のことを真剣に思っているということの現れであって、こうした思いが地域のより良い環境作りにつながっていくことと思います。

教育懇談会

 7月2日(月)に、渋川市役所第二庁舎にて渋川市小中学校PTA連絡協議会主催による教育懇談会が開催されました。

 懇談会は5組に分かれてのグループワークで行われました。議論の中で多くの学校がPTA役員の選出に苦心しており本部役員と一般会員の意識の差なども問題になっていると報告がありました。

 また子どもたちの安全、防犯には各校が積極的に取り組んでおり、学校生活における安全安心の確保がPTA活動の大きなテーマとなっていると感じました。

 一方で特色あるPTA活動について橘北小学校の”親子で米作り”など地域の協力を得ながら行う活動も興味深く、安全、防犯も含めて地域との連携が大切になるとも感じました。

 この懇談会の内容を充実したPTA活動につなげたいと思います。

定期総会

 5月12日(土)にプレヴェール渋川において平成30年度定期総会を開催しました。当日は、市長、市議会議長、教育長をはじめとする多数のご来賓のご臨席をいただきました。

 議事では、平成29年度の事業報告、収支決算報告及び監査報告がなされ、全会一致で承認されました。引き続き、平成30年度の役員(案)、事業計画(案)、予算(案)が審議され、全会一致で決議され、新しく高澤会長のもと、新年度の活動をスタートさせました。